膀胱炎について | きたがわUIクリニック | 小松市の泌尿器科・女性泌尿器科・内科クリニック
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膀胱炎について

クリニックをオープンしてから3ヶ月がたちました。
クリニックのスタッフをはじめ、たくさんの方々のご協力でなんとか過ごしています。

いろいろな患者さんがこられますが、多いのが急性膀胱炎(尿路感染症)です。
「昨日からおしっこの時に痛いです」「数日前から調子悪くて市販の薬を飲んだけど治らない」「先週、内科のクリニックで処方されたけどまた症状が出ました」
患者さんの訴えはまちまちですが、当院ではまず尿検査をして膀胱炎かどうかの判断をします。尿検査で白血球が検出されれば(膿尿といいます)細菌性膀胱炎と診断して抗生物質を処方します。
市販の頻尿関連薬は漢方薬や弱い過活動膀胱薬で抗生物質ではありません。尿検査で抗生物質が必要かどうかを判断するのが泌尿器科医の仕事です。

尿検査で診断した細菌性膀胱炎はほとんどが抗生物質で治癒します。患者さんにとってはスッキリして「終了!」という感じだと思いますが、当院では初診の時に「細菌の種類について検査しておくので治ってもまた来てくださいね。その時に治ったかどうかの尿検査もできますから。」と説明して、再診の時に原因菌の説明と尿検査での確認をしています。
それなりの年数を経た泌尿器科医(自分含む)は「たかが膀胱炎」のその後に痛い目に遭った経験があります。原因菌の同定と抗生物質内服後の尿検査所見は必須です。今後の経過を予想するのも泌尿器科医の大事な仕事です。

もう一つの大事な仕事が膀胱炎予防の指導です。
細菌性膀胱炎はほとんどの場合、陰部の常在菌が膀胱に侵入して発症します。常在菌が膀胱に入っても、その後排尿すれば細菌も排出されます。尿意があっても我慢して細菌の滞在時間が長くなることが一番のリスクです。
排尿を我慢しないことが最大の膀胱炎予防なのですが、「仕事の関係上無理です」と言われることもあります。めげずに今後も指導を続けたいと思っています。